ARTIST

ミュージシャン

Sonny B

2020/01/13

“人生はなかなか思い通りに行かない”とサニービーは言う。1986年カリフォルニアのベイエリア生まれ、サニービーは色んな体験をしてきた。MC Hammerのサウンドエンジニアをやっていた義理の父の影響や、歌手であるおじいさんの影響を受けつつ、オールドスクールから現在のヒップホップを自分のスタイルにミックスし、ネックストレベルのヒップホップを生み出している。

 

サニービーは音楽に囲まれて育ってきた。トリニダード・トバゴ出身の父はいくつかの地元のバンドと一緒にアメリカで演奏をし、サニービーにも多くの音楽を紹介した。そんな影響もあり、サニービーは国や言葉の壁を気にせず多くの音楽を聴いてきた。
 
ただしサニービーがラッパーになった理由は父の影響ではなかった。”僕は昔から音楽が好きで色んなスタイルの音楽を聴いてきたが、ヒップホップサウンドは僕にとって特別だった、特にあるビデオゲームを遊んでからヒップホップが好きになった”。そのゲームとはコナミ社のビートマニア。ビートマニアを遊んでいるときにスピーカーから流れてくる日本のヒップホップサウンドに魅了されたと彼は言う。アメリカ以外の国でもヒップホップが愛されてることを知って、今まで以上にヒップホップが好きになった。13歳のときからその音楽を分析して、2001年から自ら歌詞を書くようになった。
 
サニービーは常に自分のライムスタイルを変えているが、変わらないのはいつもクオリティーが高いこと。”僕が生きてきた道はけして誇りに思えるものではない、いろんな壁を乗り越えてきた。いいこともあったが、悪いことのほうが多かった”。サニービーは自分の経験を活かして、大変な思いをしている人たちへいい影響を与えればと思っている。”僕が書く歌詞はけしてネガティブではない、人生のようにハッピーな内容のものもあれば、悲しい思いを言葉にしていることもある。イライラしていることももちろんあるよ、だけど変わらないのは自分が書く歌詞はいつもリアルだ”。
 
父の影響により色んなビートの上でライムをするサニービーだが、好きなスタイルはダウンテンポなエレクトロとオーガニックなヒップホップビーツ。
サニービーは世界中のアーチストの影響を受けてきた。日本のVerbal(m-flo)が特に好きで、他にも好きなアーチストは Immortal Technique, Mos Def, Kero One, Akrobatik, V-Zilla, Common, Nas, Gagle 等。”ラッパーはそれぞれ個性があって、僕は彼らから色んなことを吸収することができる”。
 
Written by Chris Boyd aka Shirokuma
Translation by Katagi aka Lex Shootah
 

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